27日の衆院予算委員会での主なやり取りは以下の通り。
【新型コロナウイルスによる肺炎】
福井照氏(自民)「中国はじめ世界で感染が急拡大している」
安倍晋三首相「感染者に対する入院措置や公費による適切な医療を可能とするため、感染症法上の指定感染症に明日の閣議で指定する。(感染が広がる中国湖北省)武漢市内の閉鎖が進んでいることから、チャーター機などあらゆる手段で希望者全員を速やかに帰国させる」
【経済対策】
金子恭之氏(自民)「経済対策の狙いは」
首相「昨年相次いだ災害からの復旧・復興と国土強靱(きょうじん)化の対応を強化する。同時に、米中摩擦など海外発の下方リスクへの万全の備えを行い、東京五輪・パラリンピック後も民需主導の力強い成長を実現していく」
【憲法改正】
小野寺五典氏(自民)「自衛隊を憲法に明記し、しっかり国を守ることができるようにすべきだ」
首相「自衛隊は極めて重要な日本の防衛の核だ。自ら国を守る努力をしない国を助けてくれる国はない。自衛隊をしっかりと憲法に明記し、その正当性を確定することこそ安全保障、防衛の根幹だ」
【政治姿勢】
国重徹氏(公明)「政治不信を招く事態が与党内から起きている」
首相「国民の厳しい声や批判に真摯(しんし)に耳を傾け、より一層身を引き締めていかなければならない」
【首相主催の「桜を見る会」】
江田憲司氏(立憲民主党会派)「小泉純一郎元首相と橋本龍太郎元首相は地元の後援会の人を呼んでいない。どういう発想で呼ぼうと思ったのか」
首相「招待基準が曖昧だったために、歴代内閣でも地元の方々の出席はあった。他の(内閣の)時に一人も呼んでいなくて、私の時に増えたということではない」
【カジノを含む統合型リゾート施設(IR)】
江田氏「IR担当の内閣府副大臣を務め、逮捕された秋元司衆院議員に候補地選定などでお願いされたことはあるか」
首相「何か頼まれたことはない。(事件に関わった)中国のカジノ関係者とも面識はない」
【「政治とカネ」をめぐる問題】
大串博志氏(立憲民主)「昨年の参院選で河井案里氏の陣営に自民党から1億5千万円の政治資金が振り込まれたのは事実か」
首相「一般論として、政党本部から政党支部への政治資金の移転は何ら問題はない。政治資金の運用については党本部に任せており、個別の件について承知していない」
今井雅人氏(立憲民主党会派)「選挙は選挙資金の上限が決まっている。(案里氏が出馬した)広島選挙区はいくらか」
総務省選挙部「選挙の公正を確保するため、選挙運動費用の制限額が決まっている。広島県の場合、4726万9500円だ」