「匿名審理、問題を象徴」被告、家族に負担と主張 相模原殺傷第9回公判 

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 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(30)の裁判員裁判の第9回公判が27日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。弁護側、検察側の双方から被告人質問が行われ、植松被告の口から犯行の詳細や当時の心境などが語られた。

 弁護側の質問で「この裁判で言いたいことは」と問われた植松被告は「匿名裁判は、重度障害の問題を浮き彫りにしている」「施設に預けるということは、家族の負担になっていると思う」などと主張。検察側からの質問に対しては、会話など意思疎通のできない入所者を「できるだけ多く、殺そうと思いました」と説明した。

 施設職員を拘束する際にけがをさせたことに対しては「申し訳ございませんでした」と謝罪。凶行の最中、職員から「(入所者には)心があるんだよ」などと訴えかけられたといい、その際の心境については「居心地がいい気はしなかった」と、淡々と明かした。

 犯行後に自首した理由を問われると「逃げるつもりはなかった。現行犯で捕まるよりは潔いと思った」などと述べた。

 次回公判は2月5日。事件で重傷を負い当初から実名を公表してきた尾野一矢さん(46)の父、剛志さん(76)ら2人が、被害者参加制度を利用して植松被告に質問を行う予定となっている。

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