「AI崩壊」大沢たかおインタビュー “10年後の日本”のクライシス

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映画「AI崩壊」に出演する俳優の大沢たかお=東京都港区(三尾郁恵撮影)

映画「AI崩壊」に出演する俳優の大沢たかお=東京都港区(三尾郁恵撮影)

 高齢化と少子化により国家として崩壊寸前の日本という設定で、人工知能(AI)が突如、暴走するクライムサスペンス映画「AI崩壊」(入江悠監督)が31日、公開される。日本中がパニックに陥る中、テロリストとして追われる天才科学者、桐生浩介を演じた俳優、大沢たかお(51)に作品の見どころを聞いた。(水沼啓子)

 脚本は、入江監督自身が「日本映画におけるAI映画の金字塔を目指そう」と、大学や電機メーカーのAI担当者に取材するなどして、何度も修正を重ねながら手がけた。

 撮影現場でも徹底的にリアリティーを追求するスタイルが貫かれ、「監督は丁寧に妥協せずに撮影していた。それは監督のこだわりというより、作品にとっては強みになっている。近未来の話だけど作り物ではなく現実の話のように見える」と話す。

 コンピューターグラフィックス(CG)も駆使しながら、名古屋市内の道路の一区間を全面封鎖して撮影された逃亡シーンや、クレーンで機材を下ろして行われた大阪の巨大地下道での追跡劇など、見ごたえのある場面が満載。「俳優の体力の限界やスタッフの知恵の限界まで追い込んで撮っていくという、かなり厳しい撮影現場だった」と振り返った。

 容疑者となった桐生の逃亡劇が作品の中心となるが、「真冬に革靴でコンクリートの上を走るのがとてもしんどくて。撮影期間のうち、1カ月間はずっと走っていた感じだった」と吐露。特に、「逃げるシーンは1、2週間もあれば撮れるのに、監督はワンカット、ワンカットにこだわり、走る場所の背景とか、場所に意味を持たせていた。都会と過疎地の格差も背景だけで見せていた」という。

 最後に「ハリウッド映画のように遠い世界で起きるクライシスを描いたSF映画ではなく、いま僕たちの目の前で起きるかもしれないクライシスだと思って楽しめる映画」とPRした。

 31日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。2時間11分。

 【あらすじ】2030年の日本を舞台に、暴走した人工知能(AI)が全国民の個人情報を基に生きる価値のない人間を選別し殺戮(さつりく)を始める恐怖を描いた近未来サスペンス。医療AIを開発した天才科学者の桐生浩介(大沢たかお)は、AIを陰で操っている首謀者として身に覚えのないテロ容疑で追われることに…。

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