和歌山県の海で許可なく伊勢エビを釣ったとして、和歌山県警が県漁業調整規則違反容疑などを視野に大阪府警の警察官2人を捜査していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。府警は県警の捜査結果を受けて処分を検討する。
捜査関係者によると、2人はそれぞれ大阪府内の警察署に勤務。昨年12月、和歌山県の海で、許可なく伊勢エビを釣った疑いが持たれている。
通報を受けた和歌山県警の警察官からの指摘を受け、2人はその場で釣っていた伊勢エビを海に戻したという。同規則や漁業法は、漁業権が設定されている場所で伊勢エビを許可なく釣ることを禁じているほか、漁業権の範囲外でも漁獲できる期間などを定めている。