空気を浄化「エアシェルター」が初登場 静岡県と11市町が原子力防災訓練

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参加者に測定器を当て、放射線量の測定が行われた=29日、静岡市葵区の新東名高速道路静岡サービスエリア(石原颯撮影)

参加者に測定器を当て、放射線量の測定が行われた=29日、静岡市葵区の新東名高速道路静岡サービスエリア(石原颯撮影)

 最大震度7の地震によって中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)で緊急事態が発生して放射性物質が放出されたと想定して、県と原発周辺の11市町が29日、原子力防災訓練を行った。原発10キロ圏内の同市内の体育館では、昨年導入されたばかりの原子力災害時用防災テント「エアシェルター」の設営訓練が初めて行われた。

 エアシェルターは、フィルターで浄化された空気でテントを拡張するとともに内部を満たし、放射性物質を防ぐ。人の出入りのたびに外から放射能に汚染された空気が入らないよう内部を加圧しており、非常用発電装置付きで停電時にも設営できる。

 この日同市の体育館で行われた訓練には、市民ら約160人が参加。マニュアルに基づいて発電機を起動し、フィルターを設置してダクトをつなぎ、浄化された空気でエアシェルターを膨らませた。開始から30分弱で、幅約10メートル、長さ約25メートルのエアシェルター2基が体育館の床一面に広がり、放射性物質に汚染されない避難所スペースが完成した。

 避難者役として参加した住民はシェルター内で段ボール製の簡易ベッドをつくり、トイレを組み立て、食料や水、線量計といった物資を運び込んで避難所を設営した。

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