【シネマプレビュー】「嘘八百 京町ロワイヤル」


 「嘘八百」(平成30年)の続編。古美術店主の小池則夫(中井貴一)と陶芸家の野田佐輔(佐々木蔵之介)が、京都を舞台に謎の美女(広末涼子)のため、贋作ビジネスの陰謀を暴こうと立ち上がる。

 だましだまされ、物語は二転三転。笑いながら、見事な解決にスッキリとした気分に。コメディーだが、どっしりとしたドラマを感じさせる。武正晴(たけ・まさはる)監督の力量と中井、佐々木ら達者な出演陣との組み合わせならではだ。脚本は、今井雅子と足立紳。足立は昨年の東京国際映画祭で最優秀脚本賞をとった。

 31日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。1時間46分。(健)

★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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