特殊詐欺「受け子」の元巡査公判に注目 全国警察を震撼させた「稲葉事件」の当事者が自戒を込めて指弾

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 全国の警察関係者がその行方を注視する裁判が現在、横浜地裁で開かれている。法廷に立つのは、つい先日まで神奈川県警第1交通機動隊の巡査だった男だ。問われた罪はあろうことか、自らが特殊詐欺グループに加わり、県内の高齢者からキャッシュカードを盗み取っていたというもの。しかも、犯行の動機はギャンブルで借金を抱えて首が回らなくなったからというから愕然(がくぜん)とする。この事態について、かつて自身が全国の警察関係者を震撼(しんかん)させた人物は…。

 今月14日、横浜地裁405号法廷。昨年まで青い制服を身にまとい、パトカーに乗車していた元巡査で無職の蕪木紀哉(かぶらき・かずや)被告(24)=懲戒免職=は、上下黒色のスエット姿でうつろな表情を浮かべながら姿を現した。罪状認否で「間違いありません」と、か細い声で認めた起訴内容は、次のようなものだった。

スロットにはまり

 昨年9月28日、蕪木被告は何者かと共謀のうえ、横須賀市の70代男性宅に「あなたの口座が不正に使用されている可能性がある。キャッシュカードの使用を停止する措置を行いますので、警察官を派遣します」などと嘘の電話をかけさせた。

 直後、横須賀署の署員になりすました蕪木被告が男性宅を訪問。男性が目を離した隙に、3枚のカードが入った封筒を別の封筒にすり替えて盗み、その場を後にした。さらに10月7日には、全く同様の手口で、横須賀市内の別の男性からキャッシュカード2枚を盗み取っている。

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