「3歳娘の“あちゅい”が耳にこびりついている」…東名女児2人死亡事故 両親の25年


「危ないよ、お姉さん! 逃げろ! 逃げろ!」(事故現場の男性)
「子どもがいるの! 子どもがいるの!」(姉妹の母・井上郁美さん)

【映像】「子どもがいるの!」炎上する車に叫ぶ母親

 郁美さん「保育園のお便り帳。読んでいくとハマってしまって。やっぱりこういう記録ってすごい大事だったんだなって」
「『お部屋ではキティちゃんの塗り絵をしました。時々クレヨンを食べようとしていました』って書いてある。クレヨン食べるなー笑」

 奏子ちゃん(かなこ・事故当時3歳)、周子ちゃん(ちかこ・事故当時1歳)。事故から25年、2人の母・郁美さんと父・保孝さんが2人の思い出の品を見つめている。

郁美さん「『大きくなったらオリンピックの選手になりたいなあ』って周子さん」
「だいたいいつも命日になるまでが辛いんですよね。だから早く終わらないかなーって、いつも思ってる。みんな“命日病”って言うけれど、その日が来るまで『何年前までこの日は生きてた』って思い出してしまうから辛いんですよね」
「(手帳を読みながら)『最近ママが帰るなり、お買い物袋を解体して、ちゃんとネギや玉ねぎ、じゃがいも、牛乳などをしかるべき場所にしまってくれました』。えらいね。3歳と6日だよ、これ。こんなことできてたのね」

郁美さん「私の後ろの後部座席の右側が周子で後部座席の左側が奏子。私が運転席で助手席が夫、そういう配置でした」
「ちょうど東京都と神奈川県の県境に多摩川が走っていて、それを超えたら2車線になって用賀料金所がある。その2車線になってすぐ、後ろからトラックが来てるなって」「料金所に向かってみんな減速し始めていて『後ろも減速してるかな』と鏡を見て、もう1回見て、『2回目に見た時よりグワッと近づいてきてる感じがするな』と。3回目見た時にはもうミラーいっぱいにトラックが映っていて『ああ!』と思った次の瞬間にはゴー!という音をたてて、ものすごい振動もあって縦揺れがあって」



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