河野氏、地上イージス配備「ゼロベース」 秋田知事と会談





 イージス・アショアの配備計画を巡り会談する、河野防衛相(左)と秋田県の佐竹敬久知事(中央)、穂積志秋田市長=31日午後、防衛省

 河野太郎防衛相は31日、秋田県の佐竹敬久知事と防衛省で初めて会談し、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画をめぐり協議した。佐竹氏は住宅地に近いことを理由に、陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備は困難だとの認識を示した。河野氏は「再調査し、本当の意味でのゼロベースで検討したい」と応じた。

 河野氏は、配備地と住宅地との距離は「重要な考慮要素だ」とも説明した。

 防衛省は国内2カ所にイージス・アショアを配備する予定。昨年5月、新屋演習場を「適地」とする調査結果を公表したが、データに不備があり、再調査を実施している。



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