ロンドン南部で刃物による襲撃事件 英首相 テロ犯の再犯防ぐ

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刺傷現場を警戒する警察官(AP)

刺傷現場を警戒する警察官(AP)

 【ロンドン=板東和正】英ロンドン南部で2日午後、通行人が刃物で襲われ、男女2人が負傷した。現場に駆けつけた警察官が容疑者の男を射殺した。ロンドン警視庁はテロ事件の疑いがあるとして捜査している。

 現場はロンドン中心部から南に約10キロ離れたストリーサム。

 英メディアは、死亡した容疑者の男(20)はテロに関連した罪で服役した後、今年1月末に釈放されたばかりだと伝えた。男は事件当時、自爆ベストのようなものを身につけていたが、爆発物ではなかったという。

 ロンドン警視庁によると、被害者のうち男性は重体で、女性は命に別条はない。これとは別に女性1人が軽傷を負った。警察官の発砲で割れたガラスでけがをしたとみられるという。容疑者の男はイスラム過激派と関連がある可能性もあり、慎重に捜査を進めている。

 ジョンソン英首相は2日、事件を受け「私の思いは負傷者らとともにある」との声明を出した。声明では、テロ事件で有罪判決を受けた元受刑者らが釈放後に再び事件を起こさないようにする措置をとる方針を示し、3日に詳細を発表するとした。

 ロンドンでは昨年11月、中心部のロンドン橋付近で、男が通行人らを刃物で襲撃し、5人が死傷するテロ事件が発生。男は警察官に射殺された。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が、犯行声明を出したが、ISが犯行に関与した証拠は示されておらず、信憑性(しんぴょうせい)は不明とされている。

 男はロンドン証券取引所の爆破を計画した罪などで禁錮刑を言い渡され、約1年前に居場所を追跡できる電子タグを装着することを条件に仮釈放されていた。

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