指定暴力団住吉会幸平一家系組幹部らが高齢者から現金をだまし取ったとして逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策4課は5日、詐欺未遂の疑いで同組員の山岡翔容疑者(36)=千葉県八千代市=を新たに逮捕した。同課によると、「全く身に覚えがありません」と、容疑を否認している。
逮捕容疑は、平成30年5月、山口県の女性(74)に「外国のお金に関する商品にあなたが名義を貸していることが税務署にばれ、逮捕されるかもしれない」と嘘の電話をかけ、700万円をだまし取ろうとしたなどとしている。
同課によると、女性が警察に相談したため、被害はなかった。山岡容疑者はグループ内で受け子の指示役だったという。