交際女性の長女(2)を床に投げつけて意識不明の重体にさせたとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部は6日、傷害容疑で、さいたま市に住む無職の落合光太容疑者(34)=女児への暴行容疑で逮捕=を再逮捕した。調べに対し「布団には投げたが、床には投げていない」と容疑を一部否認している。
再逮捕容疑は先月5日午後7時ごろ、東京都荒川区東日暮里にある交際相手の30代女性のマンションの一室で、女児の背中を複数回手で殴った上、床に投げつけるなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫などのけがをさせたとしている。
同本部によると、落合容疑者の暴行から約1時間後に交際女性が119番通報。同7日になって病院から「虐待の疑いがある」と警視庁に通報があった。警視庁は先月2、3日にも女児を布団に投げつけたとして、同26日に暴行容疑で落合容疑者を逮捕していた。
落合容疑者は昨年12月から女性と交際しており、毎日のように女性宅に来ていたという。「夜泣きにイライラしており、(女児が)謝らないのでやった」などと供述。同本部は日常的な虐待の有無についても調べる。