【2月6日】世界の肺炎感染者数と韓国株価のまとめ【コロナウイルス】

【2月6日】世界の肺炎感染者数と韓国株価のまとめ【コロナウイルス】

今日からJHU(Johns Hopkins University)のCSSEが発表している肺炎感染者数の数字は俺が1日1回夜にまとめて発表することになった。更新が不定期なのと米国時間で時差がありワトソン君が対応するのが難しいのが主な理由だ。

更新が遅れることもあるが、基本的には抜け漏れなく反映されているものと思われる。該当の数字を見られるサイトはここだ。一部で日本語対応もしている。
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

新型肺炎コロナウイルスの感染者数は上位数カ国で急増
まず感染者数だ。中国の人数が毎日数千人単位で増えているが、実際には2桁ほど少なく見積もっている可能性がある。真実かどうかは分からないが、武漢では検査キットが不足しているという情報も目にした。

【2020年2月6日 夜時点での感染者数まとめ】
・中国:28085人
・日本:45人
・シンガポール:28人
・タイ:25人
・韓国:23人
・香港:21人
=====Aの壁=====
・オーストラリア:14人
・台湾:13人
・ドイツ:12人
・米国:12人
・マレーシア:12人
・ベトナム:10人
・マカオ:10人
=====見えない壁=====
・フランス:6人
・カナダ:5人
・UAE:5人
・インド:3人
・イタリア:2人
・ロシア:2人
・フィリピン:2人
・英国:2人
・ネパール:1人
・カンボジア:1人
・スペイン:1人
・フィンランド:1人
・スウェーデン:1人
・スリランカ:1人

※Johns Hopkins Universityより

見てのとおり、フランスより下は1ミリも変化がない。まさに見えない壁がフランスの目の前に存在していると言えるだろう。ドイツは例外にして、欧州は中国の距離が遠いから基本的にそこまで感染者数は増えない。

今回新しく”Aの壁”を追加した。この”A”が何を意味するかはいずれ説明する予定だ。オーストラリアと香港の間には大きな数字の差がついた。

我らが日本は不名誉な45人となった。フェリーの件で一気に人数が増えたことになる。シンガポールや韓国も例の国際会議の件があってか爆発的に増えている。上位5カ国は今後も増え続けるものと思われる。

今後日本に何が起ころうとしているかはコロナウイルス対策マガジンでまとめている最中だが、あいにく第3弾の在庫の入手が困難になっている。近日中に必ず出す予定だから辛抱強く待ってほしい。

中国で肺炎感染者が増えるのに反比例して大気は浄化されていた
参考になるかは分からないが、北京の大気汚染の状況を見てみよう。夕方頃の数字とした。

https://news-us.org/wp-content/uploads/2020/02/Screenshot_2020-02-06-Beijing-Air-Pollution-Real-time-Air-Quality-Index.jpg

153という高い数字が出ているが北京にしては意外とましな方だ。それだけ外出する人が減っているということだろう。

次は上海の大気汚染。といっても汚染はほぼないが。
https://news-us.org/wp-content/uploads/2020/02/Screenshot_2020-02-06-Shanghai-Air-Pollution-Real-time-Air-Quality-Index.jpg

夕方時点で57というのは上海としては信じ難い低い数字だ。中心部でさえ黄色で、少し郊外に出ると緑が平気で出現する。大気汚染の原因が中国民による経済活動だとよく理解できる一幕だ。環境に優しくない国というわけだ。

肺炎コロナウイルスの感染が進めば進むほど大気が浄化されていくというのは何とも皮肉なものだ。人間の業をまざまざと見せつけられた気分だ。

韓国の株価は韓国政府の介入で下げ幅を戻す退屈な展開
最後に韓国株式市場の数値もまとめて取り上げる。今日のKOSPIは終値が2,227.94となった。前日比で2.88%高と面白くない展開だ。そうは行っても武漢肺炎が爆発的に広まった時点よりはまだ低いが。韓国政府は相当無理をして介入しているものと思われる。

KOSDAQもやはり1.72%高で、終値は672.69になった。株価が実態を反映していないのはどこの国も似たようなものかもしれないが、韓国の場合は特に株価に神経質になる傾向があるように思う。

今は米国も中国も韓国も一斉に金融緩和に踏み切っているから株が上がるのは当たり前だ。問題はその株価がどこまで実態とかけ離れるかが誰にも分からないことだ。今の調子では3月頃にもおかしなことになるだろう。早くから国境を封鎖して肺炎の話題から国名を消した北朝鮮が力を温存させていることを我々は警戒しなくてはいけない。