【欧州を読む】ブレグジットを上回る英「王室離脱」の衝撃 エリザベス女王の心労は

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「王室離脱」騒動で世間を驚かせたヘンリー王子夫妻。カナダでの警備費用など解決していない課題が山積している(AP)

「王室離脱」騒動で世間を驚かせたヘンリー王子夫妻。カナダでの警備費用など解決していない課題が山積している(AP)
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 英国が1月末に欧州連合(EU)から離脱した数週間前。ヘンリー英王子(35)夫妻が主要公務から退く意向を突然発表した「王室離脱」問題が世間を騒がした。この問題は、英王室が、王子夫妻による今春からの公務引退を認める形でいったんは決着した。しかし、カナダで新生活を始めた王子一家の警備費用などいまだに解決していない課題が山積しており、英王室の評価は低迷している。(ロンドン 板東和正)

■消えない「怒り」

 「2016年に英国がEUからの離脱を決めた日を上回る衝撃だ」 

 夫妻が1月8日、王室の中核メンバーが担う主要公務から退くと表明したことを受けて、ロンドンの在住の男性(63)はつぶやいた。

 ヘンリー王子は王位継承順位6位。900年以上の英王室の歴史で、王位継承者リスト上位にある王族が自ら王室から距離を置く意向を表明するのは異例だ。夫妻が祖母のエリザベス女王(93)に十分な相談をせずに発表に踏み切ったとの報道があったことから、女王を敬愛する多くの国民のショックは計り知れなかった。

 「女王が夫妻に激怒している」との噂も流れたが、女王は意外にも夫妻の意向をすぐに受け入れた。早期の幕引きを図ることで、夫妻に対する国民の批判を和らげようとしたとみられる。

 しかし、国民の怒りは消えなかったようだ。

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