中堅住宅メーカーのアイフルホームを傘下に持つＬＩＸＩＬ（リクシル）住宅研究所は７日、５世代４世帯が同居できる注文住宅のインターネット販売受付を今月１０日から始めると発表した。
人生１００年時代を迎え、高齢者や子育て世代など複数世帯が個室を確保しながら一つの戸建てに住むことで、介護や子育てのほか、災害時の助け合いにつながる住環境を提案する。
２０代の子育て世代とひ孫世代、４０代の親世代、６０代の祖父母世代、８０代の曽祖父母世代の５世代、４世帯同居を想定し、２階建て、５つの個室を設置する間取りだ。１階には吹き抜けの共有スペースを配し、各世帯が食事やだんらんを取る場所を確保する。
同住宅研究所は４世帯が同居した場合の年間光熱費を６３万８１７８円と試算し、別居より５１％半減すると指摘。複数世帯で同居する利点を強調した。
７日、東京都内で記者会見した加嶋伸彦社長は「家族が増えたり減ったり介護が必要になったり、状況の変化に柔軟に対応できる住宅になり得るだろう」と述べた。
