スイス金融大手CEO辞任 元幹部の内偵問題影響


 スイス金融大手クレディ・スイスは7日、ティアム最高経営責任者(CEO)が14日付で辞任すると発表した。ライバルのスイス・UBSに移籍した元幹部の動向を内偵する不祥事が昨年発覚し、経営陣刷新を求める声が高まっていた。

 ただローナー会長について、クレディ・スイスの取締役会は任期である2021年4月までの続投を支持した。今後、株主らから辞任を求められる可能性もある。内偵を指示した最高執行責任者(COO)は昨年辞任している。

 ティアム氏は声明で、内偵問題に関し「何も知らなかった」と潔白を主張。一方で「クレディ・スイスを混乱させたのは疑いようがなく、不安と苦痛を引き起こした」と謝罪した。後任のCEOにはスイス部門の責任者を務めるゴットシュタイン氏が就く。(共同)



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