【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選でトランプ大統領の再選を阻止しようと共和党の候補指名争いに名乗りを上げていたジョー・ウォルシュ元下院議員(58)が7日、撤退を表明した。トランプ氏の対抗馬はビル・ウェルド元マサチューセッツ州知事(74)だけになった。
ウォルシュ氏は7日、CNNテレビの番組に出演し「共和党はトランプの党になってしまった。政党ではなくカルト宗教団体だ。共和党内部からトランプ氏を止めることはできない」と述べ、選挙戦の継続を断念する意向を示した。
3日に中西部アイオワ州で開かれた同党の党員集会では、トランプ氏が得票率97・1%で圧勝した。