陸上自衛隊は、9日午前に予定していた沖縄県金武町の米軍ブルービーチ訓練場での米軍との実動訓練の報道公開を中止した。天候が理由と説明している。
訓練は1月25日に始まり、今月13日までの予定。陸自の離島防衛の専門部隊「水陸機動団」が参加し、陸自によると同機動団が沖縄県で水陸両用作戦の訓練をするのは初めて。沖縄・尖閣諸島の領有権を主張する中国をにらみ、日米の連携を誇示する狙いがあるとみられる。
米軍側は海兵隊の輸送機MV22オスプレイや、昨年12月に海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)に配備された最新の強襲揚陸艦「アメリカ」などが参加している。
水陸機動団は約2400人態勢で、「日本版海兵隊」とも言われる。