幸せな結婚生活を送っていると思っていた娘、ブリ猫。が、ある日、意識混濁で緊急搬送され、両親は娘が精神科にかかっていたことを知る。病名は双極性障害(そううつ病)だった。原因は何か、どう接し、何をすればいいのか-。
両親は娘、孫2人と同居し、娘を支えようと思い悩むが、意思疎通が進まず、やがて両親にもうつ病の初期症状が表れる。
ブリ猫。本人の実録闘病記に続き、うつ病患者の家族の視点から描くコミックエッセー。「イチ事例書」としつつ、ブリ猫。父を中心に家族で乗り越えてきた悲喜こもごもが胸に迫る。(ブリ猫。著、ぶんか社・1000円+税)