山梨県都留市のキャンプ場で平成15年に男性の3遺体が見つかった事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われ死刑が確定した元建設会社社長、阿佐吉広死刑囚(70)が11日、東京拘置所で病死した。法務省が発表した。
法務省によると、1月14日に阿佐死刑囚から「呼吸が苦しい」と申し出があり、診察で気胸が判明。間質性肺炎で治療中だった。今月10日までは意識はあったが、11日午前7時10分すぎに容体が急変。同8時半、拘置所の医師が死亡を確認した。
確定判決によると、阿佐死刑囚は12年5月、暴力団関係者(病死)らと共謀し、従業員だった当時51歳と50歳の男性を絞殺。9年3月ごろには、身元不明の男性作業員を木刀で殴り、死亡させるなどした。