立憲民主党など主要野党の国対委員長は12日、国会内で会談し、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で収賄罪で起訴された衆院議員、秋元司被告が保釈された場合、証人喚問を求める方針で一致した。
立民の安住淳国対委員長は会談後、記者団に対し、東京地検特捜部から事情聴取を受けた議員の参考人質疑を求める考えも示した上で「国会で正式に話を聞かせてもらわないといけない。カジノに関わる資金がどう流れたのか積極的に解明したい」と語った。
東京地裁は10日、秋元被告の弁護側の保釈請求を認める決定をした。東京地検は決定を不服として準抗告し、地裁はこれに対する判断を12日にも出す見通し。地裁が準抗告を退ければ秋元被告は保釈される。
また安住氏は、野党は不安定な国会答弁が指摘されている北村誠吾地方創生担当相について「なぜ北村氏が担当相なのか安倍晋三首相に問わないといけない。北村氏が今のポストに座っている限り法案審議は無理だ」と述べ、追及する姿勢を強調した。