特殊詐欺の被害金を受け取った暴力団関係者の男逮捕

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 特殊詐欺の被害金と知りながら受け取ったとして、大阪など11道府県の合同捜査本部は12日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で、札幌市西区の無職、相川健太容疑者(45)を逮捕した。認否を明らかにしていない。

 捜査本部はこれまでに、フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループを70人以上摘発し、一部の容疑者の入金記録から関与が浮上した。相川容疑者は特定抗争指定暴力団山口組傘下組織の関係者とみられ、捜査本部は特殊詐欺の被害金が暴力団の資金源になっていたとみて実態解明を進める。

 逮捕容疑は昨年7月、特殊詐欺グループのメンバーが警察官などをかたって高齢者からだましとった金と知りながら、自身の口座に現金10万円を振り込ませたとしている。相川容疑者の口座には、特殊詐欺グループからとみられる入金が他にも複数回あったという。

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