北海道内では12日、上空に暖かい空気が流れ込んだ影響で、各地で気温が上昇した。札幌管区気象台によると、道南の北斗市で最高気温9・9度と最も高く、札幌市でも8度を観測。札幌市は平年より8・2度高い4月上旬並みの暖かさとなった。
道内では、15日まで3月中旬から4月上旬並みの暖かさが続く見込み。気象台は落雪や雪崩などに注意するよう呼び掛けている。
札幌市中心部では上着を脱いで歩く人の姿も。大阪市から友人と観光に訪れた会社員山下侑己さん(25)は「札幌はもう少し寒いと思っていたが、上着も必要ないかも」と話していた。
気象台によると、2月の道内の最高気温は2010年に斜里町で観測した15・8度で、札幌市は1953年の10・8度。