野党分裂めぐり「表と裏」 東京・小池知事と埼玉・大野知事が会談

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東京都の小池百合子知事(右)から都の政策に関する冊子を受け取る埼玉県の大野元裕知事=14日、東京都庁(竹之内秀介撮影)

東京都の小池百合子知事(右)から都の政策に関する冊子を受け取る埼玉県の大野元裕知事=14日、東京都庁(竹之内秀介撮影)

 東京都の小池百合子知事と埼玉県の大野元裕知事が14日、東京都庁で会談し、両都県の「連携会議」を発足させることで合意した。経済圏や生活圏が重なる自治体のトップ同士として協力関係をアピールした両氏だが、その立ち位置は大きく異なる。非自民勢力の分裂と離散の引き金を引いた小池氏と、その再結集の立役者となった大野氏…。「表と裏」の2人の連携はどんな実を結ぶのか。

 「ご提案をお持ちした。共通した行政課題に共同で取り組むことにぜひご賛同いただきたい。具体的には防災だ。広域避難や物資支援体制の強化の検討をしていただければありがたい」

 大野氏は会談でこう提唱し、小池氏も「互いの安全を守っていくことにつながる」と快諾、連携会議の設立はとんとん拍子で決まった。両氏は新型コロナウイルスへの対応で協力を深めることでも一致した。

 今回の会談は、大野氏からの呼びかけで実現した。両氏の会談は、大野氏が昨年8月の知事選で初当選して以降、初めてとなる。

 大野氏は知事選で、立憲民主、国民民主、共産、社民の4野党の支援を受け、自民、公明両党の推薦候補らを抑えた。選挙戦では、立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表が並んで街頭に立つなどし、旧民進党の分裂以降、すれ違いや内輪もめを際立たせてきた非自民勢力が久々に結束を奏功させた。

 一方、その旧民進党分裂のきっかけを作ったのは、ほかならぬ小池氏だ。

 平成29年の衆院選直前、小池氏が率いた旧希望の党への合流の是非をめぐり旧民進党の瓦解(がかい)が始まった。合流に反発した枝野氏は立憲民主党を結成し、岡田克也元副総理らは無所属で衆院選に臨んだ。その後、再結集を目指す動きも起きたが、今に至るまで、政権交代が現実味を帯びる100人規模の野党が誕生する兆しは見えない。

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