覚醒剤と危険ドラッグを所持したとして、覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕された歌手の槙原敬之(のりゆき=本名・範之)容疑者(50)が、警視庁組織犯罪対策5課の調べに対し、大筋で容疑を認めていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
槙原容疑者は13日、平成30年3月と4月に当時住んでいた東京都港区のマンションの自室で、覚醒剤0・083グラムと「ラッシュ」と呼ばれる液状の危険ドラッグ64・2ミリリットルを所持していたとして逮捕された。
捜査関係者によると、槙原容疑者は当時、所属していた芸能事務所関係者の男性と同居。男性は覚醒剤を同年3月に所持したなどとして、覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、有罪判決を受けた。男性は当時、調べに対して「薬物を槙原容疑者に渡したことがある」と説明していたという。
槙原容疑者の部屋からは、薬物を吸引するために用いるガラス製のパイプも見つかった。同課は尿鑑定を進め、薬物使用の有無についても調べる。