望月義夫元環境相の死去に伴う衆院静岡4区補欠選挙(4月26日投開票予定)について、国民民主党県連は17日に常任幹事会を開き、無所属での出馬を表明している元都議の田中健氏(42)を支援すると決めた。ただ、正式な推薦については、野党候補を一本化するために立憲民主党と歩調を合わせるという。
国民県連の榛葉賀津也会長は「自民党に対抗するには野党が一本化するのは当然。とりわけ立民と国民が歩調を合わせるのは必須だ」と野党候補一本化への意気込みを述べた。国民県連としては来月上旬までに田中氏を正式に推薦すべく、立民県連の動きを見守っている。
田中氏は野党統一候補を目指して、立民県連と国民県連に支援を求めている。
4区補選には、自民党が県議の新人、深沢陽一氏(43)を擁立。共産党は党中央委員の元職、島津幸広氏(63)を立てると発表した。そのほか、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)も出馬を表明している。