鳩山由紀夫元首相は20日、東京都内で開かれた会合で、旧民主党政権下の平成22年に開催した「桜を見る会」に地元支援者を招待していたと明らかにした。記者団の質問に、人数は分からないとした上で「数十人のオーダーだと思う」と述べた。
当時首相として桜を見る会を主催した鳩山氏は「会を利用して大々的に選挙活動をやろうという発想だったわけではない」と述べ、前日に夕食会を開いていた安倍晋三首相とは異なると強調した。
首相推薦枠の存在は聞いておらず、招待者の選定にも関与しなかったと説明したが「他の議員よりは大勢を招いていたのではないか」と語った。
09年9月~12年12月の旧民主党政権では、11年と12年の桜を見る会が中止になり、開催したのは10年の1回だけだった。