辞任の積水ハウス前会長、経営陣刷新要求へ 4月株主総会で提案


 積水ハウスは17日、地面師事件で辞任に追い込まれた和田勇前会長から、4月下旬に開かれる株主総会で、自身の取締役への復帰や阿部俊則会長の退任など経営陣の一新を求める株主提案をするとの通告があったことを明らかにした。和田氏は事件の経営責任を巡り、当時社長だった阿部氏と対立して辞任に追い込まれた経緯がある。

 和田氏は17日午後、東京都内で記者会見を開き、株主提案の詳細を説明する。

 積水ハウスによると、和田氏と勝呂文康取締役から14日付で書面が届いた。勝呂氏を除く経営陣の退任や、和田氏や勝呂氏を含む11人を取締役として選任することを求めている。11人のうち7人は社外取締役とした。

 広報担当者は「取締役会の意見については、決定次第、速やかにお知らせする」と述べるにとどめた。提案理由も明らかにしていないが、和田氏は事件を巡る経営陣の対応を問題視しているとみられる。



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