衆院予算委員会は18日午前、立憲民主党など主要野党の議員が欠席して始まった。野党側は、安倍晋三首相が「桜を見る会」前日に開かれた夕食会について、会場のホテル側から得たとする回答内容を書面で提出しなければ審議に応じないと主張している。このため、開会も予定より1時間遅れた。
予算委は令和2年度予算案に関する一般質疑を行い、与党議員が質問した。
野党側は17日の予算委で、桜を見る会前日の夕食会をめぐり会場のホテルにパーティーなどの取り扱いを問い合わせたところ、見積書や明細書を主催者に発行しないケースはないとの回答があったとして、首相が明細書がないと説明していることを問題視した。
首相は、自身の事務所がホテル側に事実確認したところ、「一般論で答えたもので、個別の案件は営業の秘密に関わるため回答に含まれていない」と説明を受けたと述べた。これに対し、野党は書面で示すよう求めている。