トヨタ自動車は17日、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受けて春節明けの稼働を停止していた中国の長春と広州の工場の生産を再開した。いずれも稼働率を抑えており、生産台数は通常時の半分程度になるとみられる。マツダも中国・南京にある完成車工場の生産を再開した。
トヨタ自動車の豊田章男社長はこの日、中国工場の再開について「(現地の)部品メーカーの状況は(工場を)動かしてみないと分からないところもあるので、様子を見ながら安全第一でやっていきたい」と述べた。報道陣の取材に答えた。
トヨタは、中国に4拠点ある完成車工場のうち、残りの天津は18日、成都は24日以降に生産を再開する予定だ。