【慰安婦問題】 日本軍性奴隷扱ったゲーム『ウェンズデイ』開発中の会社代表「目標は歴史の戦犯裁判に立たせること」[02/18]
▲日本軍性奴隷被害者問題を扱った初のゲーム「ウェンズデー」を開発中のト・ミンソク、ゲームブリッジ代表。| パク・ミンギュ選任記者
「昨年1月、キム・ボクトン、ハルモニ死去のニュースを聞いて気を引き締めたが…。」
日本軍性奴隷被害者問題を扱った初のゲーム「ウェンズデイ」を開発中のト・ミンソク、ゲームブリッジ代表(34)は焦っていた。ぐずぐずしてハルモニが生きておられる間に何の助けもして差し上げられない、という危機感があるからだ。それもそのはず、今年の正月連休を控えてハルモニ1人が亡くなり、昨年だけで五人のハルモニが亡くなった。政府に登録された240人中、生存するハルモニはもう19人。それさえもほとんどの90台の高齢で明日を約束できないのが現実だ。
「1991年8月14日、故キム・ハクスン、ハルモニが最初に日本軍性奴隷被害事実を証言後、30年間余り『水曜集会』が続きました。でも、彼らは依然として答えません。とてもひどくはないですか?」
PCプラットホームで開発中のゲーム「ウェンズデイ」はプレイヤーが性奴隷被害者である「スンイ・ハルモニ」になって1992年の韓国と1945年のインドネシアの収容所を行き来して日本軍の戦争犯罪を暴き友人を脱出させる内容を含むストーリーアドベンチャーゲームだ。
タイトルは毎週、水曜日ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧日本大使館前で開かれる「水曜集会」で、ゲームの進行方式は「過去に戻ることができれば友人を救いたい」というキム・ボクトン、ハルモニの生前のお言葉に着眼した。ト代表は「ゲーム性と歴史性をどちらも表わすためにタイムリープというファンタジー要素を導入した」と説明する。
このため、ゲームのあちこちにハルモニの生々しい証言を入れて日本軍性奴隷問題を現実的に知らせるよう努力した。特に、「ゲーム(遊び)」に偏る間違いのないように「正義記憶連帯」等関連団体と多様な参考文献を通した考証に多くの精魂を込めた。写実的なグラフィックで直接的に被害を描写する代わりに対話や地の文等を通してゲームが進行する方式を選んだのもそのためだ。
同じ理由で日本軍を悪魔化することも避けようとした。一人一人の日本軍兵士よりは人間を悪魔にする戦争の本質を知らせるためだ。ここには第二次大戦後、開かれたナチのユダヤ人集団虐殺責任者「アイヒマン裁判」が多く役立ったと言う。
「多くの利用者、特に青少年がゲームに接することができるようにレベルを下げながらも戦争の暴力と非人間性を描く方向が難しくて悩みました。」
『ウェンズデイ』は来る8月14日、スチーム プラットホームを通じて発売される予定。英語、日本語、中国語をはじめとする様々な外国語バージョンも準備中だ。ゲームは15ドル(約1万7000ウォン)のダウンロード価格が設定され、これに1000ウォン~1万ウォンの追加ダウンロード コンテンツを提供する。ゲームブリッジはこれを通じて発生する収益の50%をハルモニに寄付する計画だ。完成までに5~6億ウォン程度の開発費が必要とされるものと見られる。
(後略:クラウドファンディングなどで集金や会社紹介)
チョージンホ記者
ソース:スポーツ京郷(韓国語)‘日本軍性的奴隷問題ゲーム’開発ト・ミンソク代表“目標は歴史の戦犯裁判にたてること”
http://sports.khan.co.kr/bizlife/sk_index.html?art_id=202002180600003&sec_id=5