コインロッカーに子猫を遺棄したとして、神奈川県警大船署は20日、動物愛護法違反(遺棄)の疑いで、同県鎌倉市に住む会社員の女(30)を書類送検した。容疑を認めている。
書類送検容疑は令和元年12月10日午後7時45分ごろ、同市大船の商業施設に設置されたコインロッカーに、子猫1匹を遺棄したとしている。
同署によると、猫は生後推定3カ月で、猫用のケージに入れられた状態で遺棄されていた。防犯カメラの映像などから女が浮上。取り調べに対し、犯行の1週間前に職場の知人から猫を譲り受けたが、同居する家族に飼うことを反対され、仕方なくコインロッカーに入れたと供述している。
翌11日午後4時ごろ、通行人が猫の鳴き声に気付き、近くの店舗従業員を通じて施設の防災センターに連絡。担当者がロッカーを開錠したところ、猫を発見した。施設の入るビルの管理業者が里親を探し、猫は横浜市内の夫婦に引き取られたという。