錦織圭「不倫騒動」余波:ユニクロとのスポンサー契約は継続へ

プロテニスプレイヤーの錦織圭選手(35)を巡る不倫報道が6月に浮上し、その相手がモデルの大口あづ記氏(32)であったことが世間の注目を集めました。特に、錦織選手がユニクロのスウェットを着用してデートしていたことから、「ユニクロ不倫」と揶揄される事態に発展。この騒動は、長年にわたり錦織選手を支えてきたユニクロとのスポンサー関係にどのような影響を与えるのか、多くの関心が寄せられていました。

テニスプレイヤー錦織圭選手、ユニクロウェアを着用。不倫報道後の契約継続に注目テニスプレイヤー錦織圭選手、ユニクロウェアを着用。不倫報道後の契約継続に注目

「ユニクロ不倫」の経緯と両者の関係

報道によれば、錦織選手と大口氏の関係は2022年に遠征先のハワイで錦織選手から声をかけたのがきっかけとされています。二人の共通点は、錦織選手が2011年からスポンサー契約を結ぶ「ユニクロ」にありました。大口氏も過去に同社のモデルを務めていた経緯があり、錦織選手がユニクロのスウェット姿でデートしていたことから、週刊誌により「ユニクロ不倫」と報じられ、SNSを中心に広く拡散しました。

ユニクロを運営するファーストリテイリング社は、これまで錦織選手に対し非常に手厚いサポートを提供してきました。2022年には所属契約も締結し、怪我に悩まされがちな錦織選手を継続的に支え続けています。特に、錦織選手が2014年の全米オープン男子シングルスで準優勝という快挙を成し遂げた際には、異例の1億円の特別ボーナスを支払ったことでも知られています。このボーナスは会社が5000万円、柳井正会長が個人で5000万円を拠出するという、並々ならぬ期待と信頼の表れでした。

錦織圭選手の謝罪とユニクロの判断

不倫報道を受け、錦織選手は自身の事務所公式サイトを通じて書面で謝罪の意を表明しました。「このたびは、私の不誠実な行動により、私を応援してくださる皆様、テニスファン、テニス協会、スポンサーをはじめとする関係者の皆様に不快感を与え、ご心配、ご迷惑をおかけしていることを深くお詫びいたします」と述べ、さらに「妻や子供、それぞれの両親にも悲しい思いをさせ、傷つけたことについても深く反省しております」と家族への思いも綴りました。そして、「これからは、責任ある社会人として選手生命を全うするため、テニス競技に集中し、結果を出すことによって皆様の信頼を取り戻せるように精進いたします」と決意を表明しています。

この謝罪文を受けて、ファーストリテイリング社は錦織選手との契約関係について公式な見解を示しました。同社の広報担当者によると、「錦織さんご本人からの誠意ある謝罪と、これまでの功績や人間性を信じ、現時点では契約を継続する判断をしています」と回答。さらに、「今後の対応については、ご本人と相談しながら、慎重に検討してまいります」と付け加えました。

今後の展望

ユニクロという主要スポンサーの寛大な判断は、錦織選手にとって大きな支えとなることでしょう。しかし、その信頼に応えるためには、テニスプレイヤーとしての結果はもちろんのこと、社会人としての責任ある行動がこれまで以上に求められます。錦織選手が今後、競技に集中し、再びコート上で輝きを取り戻すことで、失われた信頼を回復し、支援者への感謝を示すことが期待されます。

Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/24ea5eff7da4c4ea668dcae18f5272f8e2e45e21
※週刊ポスト2025年8月15・22日号より