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小学校建設を巡り国や大阪府、大阪市の補助金計約1億7千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪で実刑判決を受けた学校法人「森友学園」の前理事長、籠池(かごいけ)泰典被告(67)について、大阪地検が20日、保釈を認めた大阪地裁の決定を不服として抗告したことが、関係者への取材で分かった。大阪高裁が21日以降、保釈の可否を判断する見通し。
19日の地裁判決は、国の補助金詐取に関し「泰典被告と妻の諄子被告(63)らが出席した会議で虚偽の契約書作成が了承された」と指摘。泰典被告に懲役5年の実刑判決を言い渡した。諄子被告は一部無罪とした上で懲役3年、執行猶予5年とした。求刑はいずれも懲役7年だった。両被告は無罪を主張していた。
泰典被告は判決後、大阪拘置所に収容された。
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