米、中国は貿易合意順守 新型肺炎、閣僚はG20欠席

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米国のムニューシン財務長官(ロイター)

米国のムニューシン財務長官(ロイター)

 米財務省高官は20日、電話記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大して中国経済が悪化する中でも、中国が貿易協議で合意した米産品の巨額購入を順守するとの見方を示した。

 サウジアラビアで22、23日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議には、新型肺炎の影響で中国の閣僚が欠席するとの見通しも示した。

 米財務省高官は、2月に発効した米中の「第1段階」合意の実効性をめぐり、「中国が約束を果たすと想定しているが、それは一定の期間をかけてだ」と述べた。合意では中国が米産品の購入を「2年間で2千億ドル(約22兆4千億円)増やす」としている。

 G20では、ムニューシン財務長官が麻生太郎財務相のほか、フランスのルメール経済・財務相やドイツのショルツ財務相らと2国間協議を実施すると明らかにした。(共同)

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