麻生太郎財務相は21日の閣議後記者会見で、サウジアラビアで22日から開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の場で、新型コロナウイルスの感染拡大に対する日本の対応を説明する考えを示した。海外では日本の状況に懸念が強まっており、不安を払拭する狙いがあるとみられる。
麻生氏は「日本の対応はきちんとやっていると申し上げないといけない」と述べた。新型肺炎は、日本でも製造業や観光業に影響が広がっており、G20では世界経済のリスクになっているとの認識を共有する見通しだ。
政府は今月13日、緊急対策の第1弾として、マスクの増産支援や検査態勢の強化といった水際対策を取りまとめた。