3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所し、独立することを発表したアイドルグループ「SMAP」の元メンバーでタレントの中居正広さん(47)。会見は、和やかな雰囲気で質疑応答が続いている。昨年7月に亡くなった、事務所の創業者、ジャニー喜多川さんや、ジャニーズ事務所に関する思いを尋ねる質問も多い。
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--ジャニーズとはどういう場所だったか
「僕は、自分のことをテクニックがあるとか秀でたものがあると思っていないので、ここまで押し上げていただいたのは事務所のおかげだと思います。5万人の前で、歌えないのに歌わせてもらいました。運がよかった。僕は何のプロかといえるものがないなと思っていて、ハッタリでやっていたような感じです。解散して3年、自分のメッキがはがれてきているな、というのは感じます。老舗の会社を離れて、自分が試されるわけだから、それだけ環境を変えなければいけないと感じてます」
--感謝している人はいるか
「ジャニーさんではないでしょうか。それは間違いないと思います」
--先輩や後輩たちにメッセージなどあれば
「メッセージはカメラを通してというものではなく、直接言うものではないかなと思います」
--長く所属した事務所を退所する後悔はないか
「解散の時もそうでしたが、間違った判断、後悔する決断をすることはあります。間違った判断、後悔する決断があってもいいのではないかなと。後悔と分かっていても、飛び込む瞬間が人生に一度や二度あってもいいのではないかと思います。しっかりと後悔を受け入れることも、大切なのではないでしょうか」