昨年5月、保育園児が遊ぶ千葉県市原市の公園に車で突っ込み、保育士の女性(30)にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の罪に問われた同市五井の泉水卓被告(65)の判決公判が21日、千葉地裁で開かれ、朝倉静香裁判官は泉水被告に禁錮1年2月、執行猶予3年(求刑禁錮1年2月)を言い渡した。
判決は、被告がブレーキとアクセルを踏み間違えたことについて、「運転手として基本的な注意義務に違反した」と非難。その上で「車を廃車にし、運転免許も返納した」と被告の反省を認めた。
判決によると、昨年5月15日午前10時半ごろ、同市五井中央西の駐車場から車を出す際、誤ってアクセルを踏み込み、そのまま前方の梨ノ木公園の砂場に突入。砂場で園児を遊ばせていた保育士が転倒し、右足を骨折した。