籠池被告保釈めぐる検察側の抗告を棄却





1審判決前の籠池泰典被告=19日午前

 学校法人「森友学園」の小学校建設などをめぐる補助金詐取事件で、大阪高裁は21日、詐欺などの罪に問われ、懲役5年の実刑判決を受けた法人前理事長の籠池(かごいけ)泰典被告(67)について保釈を認めた大阪地裁決定に対する大阪地検の抗告を棄却した。籠池被告は判決後、大阪拘置所(大阪市都島区)に収容されていた。

 19日の地裁判決は、籠池被告が事件で中心的な役割を果たしたと認定。また「無理な資金計画を補助金詐取で補おうとした」などとも指摘し、犯行の悪質性から実刑判決が相当とした。妻の諄子(じゅんこ)被告(63)については一部無罪とした上で懲役3年、執行猶予5年とした。



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