南米最大の真夏の祭典、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルが21日開幕した。26日までのカーニバル休暇の前後に、国内外から過去最多の約190万人の観光客が見込まれる。リオ市保健当局は新型コロナウイルス感染者が見つかった場合に備えて警戒を強めている。
ブラジル国内では今のところ感染例の報告はない。しかし地元メディアによると、当局は市内の病院に計120の隔離用病床を準備。看護師らに感染疑いのある患者を見分ける方法などを指導した。
市はカーニバルによる経済効果を約40億レアル(約1015億円)と見込む。市内各所では1月半ばから、500以上のブロッコと呼ばれる街頭パレードが行われている。メイン会場サンボドロモでは今月23、24の両日夜、13のトップチームが徹夜でパレードを披露し、祭りは最高潮を迎える。(共同)