米大統領選の民主党候補指名争いの第3戦として、西部ネバダ州で実施される党員集会。2016年の前回大統領選の党員集会では参加者の19%がヒスパニック(中南米系)、13%が黒人で、白人が多い緒戦2州に比べ非白人層への浸透度が試される。
過去の同党候補指名争いでは、08年にはオバマ前大統領、16年にはクリントン元国務長官が緒戦2州で1勝しかできなかったものの、ネバダ州での勝利で一歩抜け出し、候補指名獲得につながった。
党員集会では、1度目の支持表明で参加者の15%以上の支持を得られなかった候補は脱落。脱落した候補を支持した参加者は2度目の支持表明で他の候補の支持に回る。今回から導入された不在者投票には約7万7千人が参加した。
ネバダ州の代議員数は36人で、各候補が獲得した集会参加者からの支持表明の数に応じて比例配分される。1位が同率の場合、カジノで有名な中心都市ラスベガスにちなみ、トランプのカードの強さで勝者を決める。エースが最強、キング、クイーンと続く。同じ数字を引いた場合はスペード、ハート、ダイヤ、クラブの順で優劣が決まる。