関西電力役員らによる金品受領問題を受け、福井県高浜町が設置した第三者委員会は2日、野瀬豊町長に調査報告書を提出した。高浜町をめぐっては、野瀬町長が昨年10月、産経新聞のインタビューで同町元助役の森山栄治氏(故人)と贈答品のやりとりがあったと認めている。
第三者委は午後2時から記者会見を開き、調査結果を報告する。
同町幹部の金品受領の実態のほか、森山氏が顧問を名乗っていたとされる建設会社「吉田開発」(同町)などと町発注の公共事業の契約の妥当性なども焦点となる。
第三者委は、歴代の町長ら特別職と退職者も含む課長経験者の計約60人を調査。委員長を務める福井弁護士会の高辻俊一弁護士と町の代表監査委員の2人が聞き取りなどを進めていた。