【米大統領選】バイデン氏、黒人と高齢層から厚い支持 スーパーチューズデーへ追い風

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29日、米ノースカロライナ州の集会で笑顔を見せるバイデン前副大統領(AP)

29日、米ノースカロライナ州の集会で笑顔を見せるバイデン前副大統領(AP)

 【コロンビア(米サウスカロライナ州)=上塚真由】2月29日の米南部サウスカロライナ州予備選でのバイデン前副大統領(77)の勝利は、黒人からの厚い支持を得たことによるものだ。民主党の伝統的な支持基盤である黒人層からの人気ぶりが証明され、バイデン氏にとっては追い風となる。

 黒人比率の高い州で行われた初の予備選となり、黒人票の行方が注目されていた。CNNの出口調査によると、黒人の有権者のうち61%がバイデン氏に投票、サンダース上院議員(78)は16%にとどまった。

 バイデン氏は初の黒人大統領となったオバマ氏を副大統領として支えた実績をアピール。緒戦の敗北でサウスカロライナ州でも支持率が落ちたが、予備選直前に同州選出の黒人の大物下院議員、ジム・クライバーン氏からの支持を取り付け、勢いを盛り返した。重要州と位置付けた同州で敗北すれば、撤退論も浮上するとささやかれたが、地力を見せた。

 29日夜にコロンビアで開かれたバイデン氏の集会に参加した教師の黒人女性(37)は「オバマ氏の右腕としての姿を長年見てきた。トランプ大統領に勝てるのは経験のあるバイデン氏だ」と語った。14州などの予備選・党員集会が集中する3日の「スーパーチューズデー」で、バイデン氏が幅広い層から支持を集められるかが焦点だ。

 バイデン氏とサンダース氏は世代間でも支持者が割れた。出口調査によると、65歳以上の有権者ではバイデン氏が65%を得票して他候補を圧倒。一方、サンダース氏は17~29歳の43%を獲得し、若年層での支持の厚さを示した。サンダース氏は保守的な南部州で敗北したものの、全国の支持率ではバイデン氏を引き離している。

 サンダース氏は29日夜、スーパーチューズデーに予備選が行われる南部バージニア州の集会でバイデン氏の勝利を祝福した上で、「すべての州で勝てる候補はいない。スーパーチューズデーでは多くの人たちが支持してくれると強く確信している」と述べた。

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