タリバン構成員解放「密室で決められた」 アフガン大統領、和平合意内容に苦言

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アフガニスタンのガニ大統領(ロイター)

アフガニスタンのガニ大統領(ロイター)

 【シンガポール=森浩】アフガニスタンのガニ大統領は1日、米国とイスラム原理主義勢力タリバンの和平合意に盛り込まれた政府が拘束しているタリバン構成員5千人の解放について、「密室で決められたもので、解放の約束はしていない」と述べた。和平合意の陰で埋没している政府の存在感を示すとともに、10日から始まる予定の政府とタリバンの直接対話で主導権を握りたい意図がある。

 ガニ氏は首都カブールでの会見で構成員の解放について、「米国ではなく、アフガン政府に権限がある」と強調。解放は前提条件ではなく、タリバンとの対話における「交渉材料」との見方を示した。

 また、合意の前提として2月22日から実施された「暴力の削減」措置は「今後も継続される」と話し、恒久的な停戦につながることに期待を示した。

 一方、大統領選の結果に反発して独自の政権を作ることを明言しているアブドラ行政長官は、ガニ政権が「和平プロセスを独占している」と批判。ガニ氏が作るタリバンとの交渉チームを認めない可能性があり、内政の混乱が国内での対話の行方に影響を及ぼす可能性もある。

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