【長野放送・アナウンサーコラム】「ちょっとした親孝行」　汾陽美樹（かわみなみ・みき）

　３月に入り、日中は１０度を超える日も増え、少しずつ暖かくなってきましたね。春の足音が近づいてきたように感じます。

　そんな中、新型コロナウイルスの感染が国内にも広がり、感染の拡大を防ぐため、全国の小中高校が臨時休校になったり、各地でイベントが中止や延期になったり、大きな影響が出ています。

　日々の生活の中でも、手洗いやうがいをこまめに行い、換気とかアルコール消毒とか小さな取り組みもおろそかにせず、しっかり体調を管理していきたいです。

　さて、先日、母が誕生日を迎え、上諏訪温泉に家族で旅行に行きました。諏訪湖周辺を観光し、おいしいご飯を食べ、諏訪湖が一望できる温泉につかり、とてもリフレッシュできました。

　旅行自体が「母への誕生日プレゼント」ということで、バースデーカードくらいしか用意していなかったのですが、カードを渡したら母の目から涙がこぼれ落ちました。「大切にするね」とつぶやきながら。

　普段は照れくさくてなかなか感謝の言葉が伝えられません。でも、たまにはこうして家族とゆっくり過ごし、そんな思いを伝える時間も大切なのだなとしみじみ思いました。