菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日午前の記者会見で、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染拡大を受けた渡航規制強化について「日本も注視している」と明言したことに関し、「政府としては米国に対し、今後とも国内の状況や感染防止策について正確かつ丁寧に説明していく」と述べた。
菅氏はトランプ氏の発言について「日本を含む各国の感染状況を注視しているとの米国の一般的な立場を述べたものと理解している」との認識を示した。そのうえで「わが国に関する米国務省などの旅行健康情報はいずれもレベル2だ。渡航中止勧告でなく、通常以上の注意喚起のレベルだ」と語った。