男性の顔面を殴るなどしてけがを負わせたとして、神奈川県警幸署は4日、傷害の疑いで、川崎市幸区に住む職業不詳の少年(19)を逮捕した。「殴ったことは認めるが、火がついたたばこを顔に押しつけてはいない。当たっただけだ」と容疑を一部否認している。
逮捕容疑は同日午前3時20分ごろから約15分間にわたり、同区小倉のコンビニエンスストア店内と同店の駐車場で、会社員の男性(25)に対して、顔面を殴ったり、膝蹴りをしたりするなどの暴行を加え、顔面打撲などのけがを負わせたとしている。
同署によると、少年と男性に面識はなかった。事件直前、男性が車を運転して車道で信号待ちをしていたところ、隣の車線の車を運転していた少年から「ライターを貸してくれ」と話しかけられ、ライターを投げて渡した。その後、男性が車を降りてコンビニに入ると、少年が追ってきて突然、「なめてんのか」などと大声で叫びながら暴行を加えてきたという。
コンビニ店員が同署に通報し、駆けつけた署員が少年を逮捕した。少年は酒に酔っていたとみられる。