首相が野党党首に協力要請 新型コロナ、特措法改正で





与野党党首会談に臨む(左から)国民民主党・平野博文幹事長、玉木雄一郎代表、安倍晋三首相、公明党・山口那津男代表、自民党・二階俊博幹事長、公明党・斉藤鉄夫幹事長=4日午後、国会内(春名中撮影)

 安倍晋三首相は4日、立憲民主党の枝野幸男代表と国会内で会談した。国民民主党の玉木雄一郎代表など他の野党党首とも個別に会い、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案を巡り協力を要請。与党は来週中にも成立を目指す考えだ。施行されれば、政府は緊急事態宣言を出すことができるが、実際に発令するかどうかは国内の感染状況を見て慎重に判断する。

 特措法改正案は、新型インフルエンザと再興型インフルエンザ、新感染症を対象と規定する現行法に「新型コロナウイルス感染症」を追加した。適用期間は、新型コロナウイルス感染症を指定感染症とした2月1日から2年間となる2022年2月までの間で、政令により定めると盛り込む。

 緊急事態宣言が発表された場合、都道府県知事は外出自粛や、学校の休校、興行施設の利用制限などを要請できる。



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