入国制限のビザ無効は中国280万件、韓国1万7千件 外務省





茂木敏充外相=東京・霞が関の外務省(佐藤徳昭撮影)

 外務省は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための中国、韓国からの入国制限強化で9日から月末まで無効とする査証(ビザ)は、香港、マカオを含む中国が約280万件、韓国が約1万7千件と明らかにした。同省は件数と人数はほぼ一致するとしている。韓国に対しては、観光目的など90日以内の短期滞在についてビザを免除しているが、この措置も停止する。

 茂木敏充外相は6日の記者会見で、ビザ無効化の対象選択について「感染者数、拡大の状況などを総合的に勘案した」と説明。当面の実施期間としている3月末以降の対応については、感染の推移を見て判断するとした。



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