東日本大震災9年 陸前高田 記憶と再生 新たな拠点


 東日本大震災で津波による壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。現在も整備が進む高田松原津波復興祈念公園に昨年9月、「東日本大震災津波伝承館」と「道の駅高田松原」が開館した。震災から9年を迎えようとする中、被害や教訓を伝える場とにぎわいの場が新たに加わることで、風化を防ぐとともに観光地としての魅力を伝えるための施設として期待される。(写真報道局 古厩正樹、宮崎瑞穂)


太平洋に面する広さ約130ヘクタールの高田松原津波復興祈念公園。中央の白い建物の右半分が東日本大震災津波伝承館、左は道の駅高田松原。震災後、新しく整備された防潮堤の外側には、高田松原の再生を目指し、無数の松が植えられている=いずれも岩手県陸前高田市
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高田松原津波復興祈念公園にそびえる「奇跡の一本松」は、高田松原7万本のうち唯一残った木。震災後枯死したが、心棒を入れるなどして保存・再建された。公園は来年3月に完成する
高田松原津波復興祈念公園にそびえる「奇跡の一本松」は、高田松原7万本のうち唯一残った木。震災後枯死したが、心棒を入れるなどして保存・再建された。公園は来年3月に完成する
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東日本大震災津波伝承館で展示されている岩手県田野畑村で被災した消防車。来場者に津波の威力を物語る
東日本大震災津波伝承館で展示されている岩手県田野畑村で被災した消防車。来場者に津波の威力を物語る
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再整備された高さ12・5メートルの防潮堤からは広田湾や、高田松原復旧に向け植えられた松の苗木が一望できる
再整備された高さ12・5メートルの防潮堤からは広田湾や、高田松原復旧に向け植えられた松の苗木が一望できる
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